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花王、国内販売3社を持株会社制へ移行

2015年9月25日 (金)

メディカル花王は24日、新たに設立する持株会社の傘下に国内販売などの子会社を統合する準備に入ると発表した。統合は2016年1月1日付で実施する計画で、持株会社の準備会社として100%出資の準備会社を設立する。

同社グループでは現在、コンシューマープロダクツを扱う花王カスタマーマーケティング、カネボウ化粧品を扱うカネボウ化粧品販売、店頭活動を担当する花王フィールドマーケティング――の販売3社が消費者と流通業に商品を提供しているが、販売機能の一体運営をさらに進め、化粧品事業の強化を図るため、事業を再編することにした。

持株会社体制に移行後、準備会社は販売3社の戦略推進・経営管理業務など本社機能を担う。販売3社は持株会社の傘下で、現場を軸にしたブランド専門力、店頭展開力を磨いていく。

今回の持株会社体制への移行は、花王とカネボウ化粧品の間で実施している品質保証・研究・生産などの一体運営を販売の領域でも進めるもの。