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船協、海事協会の印船舶リサイクル施設認証を評価

2015年10月1日 (木)

ロジスティクス日本船主協会は9月30日、日本海事協会(クラスNK)が中国・日本に続いてインドの一部船舶リサイクル事業者に香港条約適合証書を授与し、アジア船主フォーラム(ASF)がこの取り組みを評価したことを受け、ASFの声明に同意しつつ「大いに歓迎する」とのコメントを発表した。

日本船主協会は、「船舶リサイクルが地球環境の保全につながる方法で行われ、その処理能力が世界の需要に対応できることが必要」だとして、複数国で香港条約に沿ったリサイクル・ヤードの整備が進められるよう、主要解撤国、船主国関係者に働きかけている。

ASFは「複数国で香港条約適合認証付与の経験があるクラスNKから同条約に適合するとの認証を受けたインド・グジャラート州アラン地区の数ヤードの改善努力を大いに歓迎する」と評価。

そのうえで、「安全確保・環境適合の両面で、インド・ヤードの取り組みの状況を客観的に国際社会に認知させる、『小さな一歩ながらも鍵となる道しるべ』」などとする声明を出した。10月にも認証を受けたアラン地区を訪問し、ヤードを視察することにしている。

日本船主協会では、より多くの船舶リサイクル・ヤードで加速化していくようにその必要性を訴え続けるとともに、インド・ヤードの改善状況を国際社会が正しく認識するため、国土交通省やASFなどの国際団体と連携し、香港条約の早期発効を求めていく考え。