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貨物分野初、時給18-25ドル

米アマゾン、誰でも宅配に参加「AmazonFlex」を開始

2015年10月2日 (金)

EC米アマゾンは1日、シアトル(ワシントン州)で、好きな時間に必要なだけ同社の荷物を配達できる新たな仕組み「アマゾンフレックス」(Amazon Flex)を開始した。時給は18ドルから25ドルで、この後マンハッタン、マイアミ、ダラス、オースティン、シカゴ、インディアナポリス、アトランタ、ポートランドでも開始する。

米アマゾン、誰でも宅配に参加「AmazonFlex」を開始

旅客分野ではタクシー配車アプリで知られる「ウーバー」(Uber)などが、自家用車を利用して簡単に旅客運送できる仕組みを提供しているが、貨物分野では初の試みとなる。

アマゾンフレックスに参加し、自分の都合に合わせて荷物を運ぶ(働く)には、自動車、免許証とアンドロイド(Android)を搭載したスマートフォンが必要。

参加者は自分が登録したエリア内で荷物を受け取り、配達業務を担う。配達地域に住んでいない場合は、事前に登録しておくと、利用できるようになった段階でアマゾンから連絡を受ける。

当初は2、4、8時間から自分が働くことのできる時間を選択して「自分の時間」を提供することとなるが、将来的には1日最大12時間まで選択肢を増やし、「空き時間に少しだけ運びたい」あるいは「本格的に稼ぎたい」といった幅広いニーズに対応していく。

輸送手段は当面、自家用車による自動車輸送のみとするが、今後、徒歩や自転車による就労も検討する。運ぶ荷物は「超高速」をセールスポイントとする、同社の有料会員向け配達サービス「アマゾンプライム」の対象商品で、段階的に配達対象を広げる。