メディカル大塚倉庫(大阪市港区)は2日、神戸市北区で医薬品専用物流センター「西日本ロジスティクスセンター」を竣工したと発表した。
新センターは、今後30年間で震度6以上の地震発生確率が6%以下という地震リスクの低い立地に建設し、72時間連続で稼動できる自家発電を配備、免震構造を採用するなど、BCPに必要なスペックを備えているのが特徴。
全館セキュリティー管理、自動温度管理システム、防虫対策など、医薬品の品質を高めるための設備も備えている。
竣工式で同社の浜長一彦社長は「この新倉庫が災害時に必要とされる医薬品の安定供給を可能にし、患者の治療に貢献できるものと確信している」と述べた。
■西日本ロジスティクスセンターの概要
名称: | 大塚倉庫西日本ロジスティクスセンター |
所在地: | 神戸市北区赤松台1-2 |
規模・構造: | 地上4階、柱RC・梁S造、基礎免震構造 |
敷地面積: | 4万767.39平方メートル |
建築面積: | 8574.49平方メートル |
延床面積: | 3万1175.722平方メートル |
着工・竣工: | 2014年9月着工・15年7月竣工 |
トラックバース: | 両面バース(7台+2台)、ドックレベラー1基 |
建物構成: | 1-3階・輸液、4階・治療薬ピッキング室 |
倉庫部分有効高さ・積載荷重 | 4.7メートル、2t/平方メートル |
EV・垂直搬送機: | 荷役用EV4.5t・1基、垂直搬送機2t・3基 |
駐車場: | トラック42台(内コンテナ車5台)、乗用40台 |
設備仕様: | 空調設備・中圧ガス空調(管理温度0度-30度)、電気設備・LED照明、非常発電機・72時間対応 |