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オムロン、車載用前方監視センサーを開発

2015年10月5日 (月)

荷主オムロンは2日、傘下のオムロンオートモーティブエレクトロニクス(愛知県小牧市)が、赤外線レーザーで対象物を検知するLidarと現代モービス(韓国)のCMOSカラーカメラを統合した車載用前方監視センサー「LiCam」(ライカム)を開発したと発表した。

ライカムは高い認識性能で安全運転を支援する小型の車載用前方監視センサーで、2018年の量産開始を目指す。

赤外線レーザーで30メートル先の4輪車両を検知できるLidarと、物体を認識できるCMOSカラーカメラを100×100ミリサイズのパッケージに統合した。これにより、小型で高性能な物体検知用センサーとして対象物までの距離を正確に検知。夜間や逆光などカメラ単体では物体認識が困難な状況だけでなく、認識が困難な壁や湯煙なども確実に検知する。

今後は、Lidarの開発で培った物体認識技術を高性能・ローコスト化できる電子スキャン方式に活かし、より高精度な前方監視センサーの提供を目指す。