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佐川グローバル、ベトナムでアパレル向け3PL展開

2011年8月17日 (水)

アパレルベトナムでの事業展開イメージSGホールディングスは17日、佐川グローバルロジスティクスが新たにベトナムで衣料品・雑貨などの検針・検品事業を開始する、と発表した。このほど、子会社の佐川急便ベトナム有限会社が、ベトナム当局から検針・検品事業免許を取得した。同社のパートナーとして中国で幅広く検針・検品事業を展開しているファッションクロスフルシマと佐川急便ベトナムが業務提携し、両社共同で9月1日から事業展開する。

 

佐川急便ベトナムは1997年6月にベトナム企業との合弁会社として設立し、主に航空・海上貨物輸出入事業・国内トラック事業・倉庫事業を展開しており、ホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を設け営業展開している。

 

現在、中国の縫製工場は都市部近圏では人件費高騰や作業員不足に加え、欧米系大手メーカーや中国の衣料品メーカーに縫製ラインを占められている状況から、日本メーカーの一部ではチャイナプラスワンの候補地の一つであるベトナムへのシフトを進めている。

 

日本国内の3PL事業者として衣料品関連顧客の業務を多く受託している佐川グローバルロジスティクスでは、昨年上海、青島の物流会社(現・佐川シロックス物流(上海)有限公司、佐川シロックス物流(青島)有限公司)を買収し、中国で検針・検品事業を開始したが、中国に続く地域としてベトナムでもその範囲を広げる計画。

 

検針・検品事業の開始により、佐川急便ベトナムの既存事業である航空・海上貨物輸出入事業・国内トラック事業・倉庫事業に、ファッションクロスフルシマの持つ検針・検品ノウハウを加え、検針・検品を含む総合物流サービスを顧客に提供していく、としている。