9月の運輸・通信業倒産件数10.3％増、TDB調べ

調査・データ帝国データバンク（TDB）は8日、9月と上半期（4-9月）全国の企業倒産状況をまとめ、調査結果を発表した。

同社の集計によると、9月の運輸・通信（郵便）業での倒産は32件（このうち運輸業29件）で、前年同月と比べて3件（10.3％）増えた。全体の倒産件数は609件で22.4％（176件）減少した。負債総額は、2021億6900万円で前年と比べ58.1％と大幅に増えている。

上半期での運輸・通信業の倒産は161件で、前年同期と比べ27.1％減少した。このうち一般貨物運送業は76件で、42.4％減少した。これは燃料価格下落の影響と見ている。全体での倒産件数は4217件（11.2％減）、負債総額は8485億8700万円（7.2％減）だった。