ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

67トンで走行、NEXCO西が運送会社2社告発

2015年10月9日 (金)

事件・事故西日本高速道路(NEXCO西日本)は9日、車両制限令で定められている制限値(25トン)を大幅に上回る車両総重量の大型トレーラーを走行させたとして、運転者2人と所属する運送会社2社を兵庫県警高速隊に告発したと発表した。

違反した車両のうち1台は、7月14日に第二神明道路上り線明石西本線料金所(兵庫県明石市)で制限値を41.8トン超過する車両総重量66.8トンの大型トレーラーを、もう1台は9月4日、同料金所で制限値を30.35トン上回る55.35トンの大型トレーラーをそれぞれ通行させた。

2件の違反は、どちらも車両制限令で定められた一般的制限値を大きく超過する車両総重量で大型トレーラーを通行させていたことから、NEXCO西日本は「極めて悪質」だとして、運転者だけでなく所属運送会社を告発した。

国土交通省は1月から「車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者」を告発する方針を打ち出しており、高速道路機構と高速道路6会社はこの方針に沿って高速道路で悪質違反者への厳罰化を図っている。

NEXCO西日本では、専門的に取り締まりを行う「車限隊」を組織し、日々、違反車両に対する指導取り締まりを行っている。取り締まり現場での直接指導のほか、悪質違反者は高速道路機構と高速道路6会社連名による文書警告、同社開催の車両制限令違反者講習会で責任者に対面指導を行うなど、連携して違反撲滅に取り組んでいる。