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GLP、首都圏2施設で竣工前に満床

2015年10月13日 (火)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は13日、来年6月に竣工する物流施設「GLP厚木II」とことし12月竣工の「狭山日高I」がいずれも竣工前に満床になったと発表した。GLP厚木IIは竣工9か月前、狭山日高Iは竣工3か月前に満床となった。

建設中のGLP厚木II

▲建設中のGLP厚木II

厚木IIはユーディーエル(UDL、神奈川県厚木市)、大手小売関連企業の2社が、狭山日高Iは大手製造業の関連企業1社が専用施設として賃貸借予約契約を締結した。

GLP厚木IIは、神奈川県愛川町で建設中の6階建てマルチテナント型物流施設で、延床面積は8万9000平方メートル。都心部から40キロ、横浜から20キロの距離にあり、140社の工場・倉庫が集積する神奈川県内陸工業団地に立地する。

圏央道相模原愛川ICから2.7キロと近く、東名高速道路、中央自動車道へもアクセスしやすいことから、東京・神奈川エリアへの配送拠点、名古屋や大阪に及ぶ広域配送拠点の役割も担うことができる。

UDLは、立地面の優位性に加え、天井高が6メートル以上と保管に優れた設計、事業継続性の確保や環境配慮に注力した施設であることを評価。大手小売関連企業はこれまでエンドユーザーとしてGLPのほかの施設を利用していたが、両面バースなど豊富なトラックバースを持つ施設で、1階倉庫部分に大規模なソーターやマテハンを設置しやすい工夫された施設設計となっていることから、入居を決めた。

GLP狭山日高Iは、埼玉県日高市に建設中の総延床面積4万3100平方メートルの4階建てマルチテナント型物流施設。立地する日高市は、首都圏を環状に結ぶ圏央道と国道16号線の結節点に位置し、雇用を確保しやすいのが特徴となっている。