荷主サン電子(愛知県江南市)は13日、AR(拡張現実)分野で取り組みを強化するため、イスラエルのルムス社と提携すると発表した。
同社は4月に同国のインフィニティAR社への出資を決め、AR分野へのビジネス展開を開始。これに続いてルムス社と提携することにより、インフィニティAR社の先進的な技術を生かす高品質なメガネ型ハードウエア製品を開発する。
ルムス社のディスプレイユニットを使ったメガネ型デバイスを開発し、インフィニティAR社のAR開発プラットフォームと組み合わせることで、ハードウエアからアプリケーションまでを揃えたトータルソリューションの提供を目指す。
ルムス社は導光光学素子(LOE)技術の優れた特許を持っており、メガネ型デバイスで使用する高性能なディスプレイユニットを開発・製造している。ディスプレイユニットは視認性とデザイン性に優れながら、軽量で薄い透明レンズが特徴で、レンズの厚みを抑えたまま、薄いレンズで広い視野角(映像の投影エリア)を確保でき、装着者の目前に大きなスクリーンを作り出す。