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鴻池運輸が実証実験に協力

ジェイアイエヌが運転者向け眠気警告アプリを公開

2015年10月14日 (水)

サービス・商品ジェイアイエヌ(東京都千代田区)は14日、3点式眼電位センサーを組み込んで眠気を推定するドライバー向けアプリ「JINS MEME DRIVE」(ジンズ・ミーム・ドライブ)の提供を開始すると発表した。

ジェイアイエヌが運転者向け眠気警告アプリを公開

このアプリは、同社が11月5日に発売するセンシング・アイウェア「JINS MEME ES」(ジンズ・ミームES)に連動する公式アプリとして、運転時のドライバーのまばたき、視線の変化から眠気を推定し、警告する機能を備えるiOS向けアプリで、App Store(アップストア)から無料でダウンロードして利用できる。

居眠りによる交通事故で生じる社会的な損失は年間2兆円に上るといわれており、ジンズ・ミーム・ドライブでは、眠いと推定される眼の動きを検出し、3段階のレベルで通知することにより、安全運転を支援する。

3段階で最も危険度の高い「とても眠そう」となった場合、アプリから危険を知らせるアラートとアナウンスが鳴り、ドライバーに休息を促す。オプション機能として、計測開始から終了までの過去の走行距離とドライバーの状態を記録した「ヒストリー」モードを搭載している。

ジンズ・ミームは、ジェイアイエヌが特許取得済みの3点式眼電位センサーと6軸センサー(加速度・ジャイロセンサー)を搭載し、「自分を見るアイウェア」をコンセプトにしたセンシング・アイウェア。製品化に至るまでの過程では、厳しい安全管理体制を整備している鴻池運輸が協力し、長距離ドライバーを対象とした実装実験を重ねてアルゴリズムの精緻化を進めた。

ジンズ・ミームでは、通常の度付きレンズへの交換だけでなく、対向車から受けるヘッドライトの眩しさを軽減し、夜間の最適視界を確保するドライブ専用レンズと組み合わせることが可能で、同社は「アプリで眠気を推定し、機能性レンズを組み合わせることでユーザーのドライブシーンを快適にサポートする」としている。

ジェイアイエヌが運転者向け眠気警告アプリを公開