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ヤマト、オタク向けフリマアプリにネコポス提供

2015年10月15日 (木)

ロジスティクスヤマト運輸は15日、「jig.jp」(東京都渋谷区)が運営するアニメ・アイドルグッズ専門フリマアプリ「otamart」(オタマート)で、10月下旬から「ネコポス」による配送サービスを提供すると発表した。

ヤマト、オタク向けフリマアプリにネコポス提供

(出所:ヤマト運輸)

いわゆる「オタク」向けフリマアプリに対し、小さな荷物をポストに投函するネコポスを提供することで、アプリの利用者は宅急便レベルの翌日配達のスピード配送と配達時のタイムリーな情報提供を受けられるようになる。

フリマアプリの流行に伴い、コレクション性の高いオタク向けの商品を専門に取り扱うオタマートは、7-9月期の取扱高が4-6月期に比べて2倍を超える急速な伸びを見せており、通期取扱高20億円へ向けて順調に推移している。

こうした急増傾向を背景に、オタマートは質の高い個人間取引サービスを維持するため「手軽でスピーディーな配送方法」を検討した結果、ヤマト運輸が4月1日から提供を開始したネコポスを利用することにした。

10月下旬からシステム連携し、顧客はアプリ内で配送手配を行うだけで利用できるようになる。料金は全国一律の210円で、角形A4サイズ以内、厚さ2.5センチ以内、重さ1キロ以内に対応する。

利用条件はオタマートで300円以上の出品に限り、利用時の引き受け限度額も3000円までに設定する。出品者は、アプリ上から商品配送を申し込むことができ、発送のたびに送り状を記入する必要がなくなる。送料は出品者の売上から差し引かれるため、発送時に配送料を支払う必要はない。

ヤマト運輸では今後、段階的に発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどで送り状発行と発送の受付け、セールスドライバーによる集荷などに対応していく。また、住所などの個人情報を開示せず、オタマート上の配送手配だけで荷物を送る匿名配送サービスや、より快適な配達状況の確認機能などを提供する。

■オタマート公式ページ
http://otamart.com