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センコー、仙台港で新物流拠点竣工

2015年10月19日 (月)

ロジスティクス0398641_01センコーは19日、仙台港に「仙台港PDセンター」(仙台市宮城野区)を竣工した。

新センターは、国際貿易港で東北の玄関口でもある仙台港に立地し、輸出入貨物やモーダルシフトによる海上輸送の貨物の取り扱いを想定。東北自動車道と接続する仙台都市圏環状自動車専用道路仙台港ICに近く、東北6県との接続性も高いことから、東北をカバーする広域ネットワークの中心的な拠点となる。

施設は1階の両面に40台を接車できるトラックバースを備え、入出庫作業を効率化するため、トラックが直接2階へ上がるランプウェイを設置。2階にも16台が接車可能なトラックバースを設けた。さらに、クライミングレベラーを設置し、仙台港で取り扱う海上コンテナの荷役に対応する。

2階のトラックバースは津波が発生した場合に緊急避難施設として使用できるよう、仙台市と協定を締結する方針で、1300人の避難者を収容できる。センターには災害に備えて500人分の食料と毛布などを備蓄し、自家発電装置も設置している。

センター内には社員食堂と保育所を備え、福利厚生を充実させた。環境面に配慮した物流センターとして、LED照明や電力デマンド監視システムなどの省電力設備を配するとともに、屋上に太陽光発電設備も備えている。

■施設の概要
名称:仙台港PDセンター
所在地:宮城県仙台市宮城野区港2-1-11
建物構造:鉄骨造4階建て
敷地面積:1万8200平方メートル(5500坪)
延床面積:3万4200平方メートル(1万350坪)
倉庫面積:2万4400平方メートル(7400坪)
設備:ランプウェイ、トラックバース(1階40台、2階16台)、貨物用エレベーター(3.5トン)1基、垂直搬送機4基、クライミングレベラー2基、自家給油施設、自家発電設備、太陽光発電装置