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9月のSC販売額、観光客増で福岡市12%の伸び

2015年10月22日 (木)

調査・データ日本ショッピングセンター協会(JCSC)が22日に発表した9月のSC販売額は、前年同月比2.9%増と7月から3か月連続のプラスとなった。サンプル数は486SC。月後半のシルバーウィークが売上増に寄与した。

地域別では、全9地域がプラスとなったが、特に九州・沖縄(7.7%増)、中部(4.9%増)、北海道(4.5%増)の3地域が、政令指定都市では福岡市(12%増)、北九州市(9%増)、札幌市(5.2%増)が高い伸びを示した。シルバーウィークを中心に国内外の観光客が増加した。

先月同様、リニューアルによる新店の導入などが消費意欲を喚起した。テナント、キーテナント別販売動向では、テナントが3.4%増、キーテナントが1.7%増と、テナント伸長率が高くなっている。

テナントの好調業種は飲食、雑貨、サービスとの回答が多かった一方、不調業種として婦人衣料や貴金属・時計という声が多く聞かれた。キーテナントでは生鮮食品、加工食品が好調だった。

9月のシルバーウィークは一般的に5日間と長く、各地の観光地を訪れる人が増加。特にインバウンド客が多く訪れる九州・沖縄、9月11日からスタートし期間中220万人を集めた「さっぽろオータムフェスト」が開催された北海道、北陸新幹線効果がまだ続く金沢、富山のSCが好調だった。