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フラクシス、LNG供給船保有会社の株式25%取得

2015年10月26日 (月)
フラクシス、LNG供給船保有会社の株式25%取得

▲LNG燃料供給のイメージ (右手側が燃料供給船、出所:三菱商事)

ロジスティクス三菱商事、日本郵船、仏エンジーの3社は、共同出資している液化天然ガス(LNG)燃料供給船の共同保有会社の株式25%をフラクシス社(ベルギー)に譲渡することで合意し、株主間契約を締結したと発表した。

3社は2014年5月から船舶へのLNG燃料供給事業で共同スタディーを開始しており、同年8月にLNG燃料供給船共同保有会社を設立。現在、16年中の引き渡しを目指し、韓国でLNG燃料供給船(積載容量5100立方メートル)の建造を進めている。

フラクシス社はベルギーの主要港「ゼーブルッヘ」でLNGターミナルを操業しており、この事業への参画を通じ、同港での船舶向けLNG燃料の販売を16年中に開始する。ノルウェーのユナイテッドヨーロピアンカーキャリア社が建造する自動車運搬船向けが最初の燃料供給先となる見通し。

ことし1月1日から北海やバルト海の航行海域で硫黄酸化物(SOx)の排出制限が大幅に強化されたことを受け、欧州では船舶燃料としてのLNGの重要性が高まっている。20年までにLNG燃料を使用する船舶数は1000隻に拡大するとみられる。