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原油輸入の中東依存度3か月連続で減少

2015年10月30日 (金)

調査・データ資源エネルギー庁が30日に発表した9月の石油統計速報によると、9月の原油輸入量は1557万kl、前年同月比2.3%減で3か月ぶりに減少した。

輸入量はサウジアラビア(536万kl、8.8%増)、アラブ首長国連邦(392万kl、1.6%減)、カタール(141万kl、1.7%減)、ロシア(124万kl、6.8%増)、イラン(83万kl、15.5%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は83.7%で、前年同月に比べて1ポイント減と3か月連続で前年を下回った。

燃料油の生産は1433万kl(0.1%減)で6か月ぶりの減少。油種別ではガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油が増加し、灯灯油、A重油、B・C重油が減少した。

燃料油の輸入は317万kl(18%増)と2か月連続で増加した。輸出は287万kl(11.5%増)で6か月連続の増加となった。

国内販売は1417万kl(3.7%増)と6か月連続の増加、ナフサ、ジェット燃料油、軽油は前年を上回ったが、ガソリン、灯油、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は1120万kl(5.8%減)で2か月連続で減少した。ジェット燃料油、軽油は増加したものの、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油、B・C重油は減少した。