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ECラクーン（東京都中央区）は2日、同社が運営する卸サイト「スーパーデリバリー」で国内のアパレル工場やパタンナーとアパレルメーカーをマッチングするサービスウェブサイト「SDファクトリー」の運用を開始した、と発表した。
（出所：ラクーン）
スーパーデリバリーに出展する企業の販路拡大を支援するもので、ほかのアパレルメーカーやオリジナル商品を作りたい小売店へも訴求できる。国内工場は年々減少の一途を辿っており、営業機能を持たない工場側を支援することで、依頼側のメーカーと作り手側の工場が抱える課題の解決を図る。
また、メーカーと工場のマッチングだけでなく、オリジナル商品を作りたい小売店や新しいブランドを立ち上げたいデザイナーと工場のマッチング、デザインを型におこすパタンナーとのマッチングなど、生産工程に応じた使い方が可能になっている。
アパレル商品にはパターン、裁断、縫製、プレスなどの工程があり、工場によって対応できる範囲や得意な分野が存在し、時期によっても繁忙期、閑散期などに影響されて納期が異なることから、これらの情報と受注できるロット数や価格を含めた「工場ごとの請負条件」をSDファクトリー上で公開する。
メーカーや小売店は依頼したいアイテムや工程に応じて工場を探し、自社の希望する条件に適した工場をミスマッチングなく見つけられるようになる。
サービスの利用料は工場、メーカー、小売店などいずれもすべて無料で、ラクーンが運営するBtoB掛売り・請求書決済代行サービスの「Paid」を通じて取引が成立した際の代金回収を行うことで、工場側が代金未回収のリスクなく新規取引を拡大できるようになる。手数料は取引金額の3％。
