双日ロジ、米NVOCCを買収、自動車部品輸送に強み

▲カンパニー・ロゴと本社外観（出所：双日ロジスティクス）

M&A双日ロジスティクスは4日、米国の中堅物流会社「メット・ロジスティクス」社の全株式を取得し、「双日ロジスティクス・コーポレーション・オブ・アメリカ」へ社名を変更して10月1日から営業を開始した、と発表した。サービスブランドの「ジュノ・ロジスティクス」は継続して使用する。

ジュノ・ロジスティクスは、主に日系企業を向けの国際複合一貫輸送（NVOCC）を幅広く展開し、自動車部品輸送に強みを持つ物流会社で、24時間365日の緊急対応、独自の輸送管理システムによる荷主への素早い輸送貨物情報の提供などが支持されている。

米国では堅調な経済を背景に、自動車生産・販売が年々成長を続けており、メキシコに日系自動車メーカーが相次いで進出、米国向けを中心に自動車や部品の生産・輸出を増やしている。

これに伴い、米国、メキシコで部品・原材料の荷動きが活発化していることから、双日は今回の買収で米国に独自の物流拠点を確立し、同国で物流網を拡大するとともに、米墨間の物流展開、双日グループのネットワークを活用した米国・アジア間、米国・欧州間の輸送の取り込みを図る。