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GLP、米国で物流施設群540万m2を取得

2015年11月6日 (金)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は5日、米国の20市場で合計540万平方メートル(163万坪)に及ぶ物流施設を45億5000万米ドル(5558億2800万円)で取得したと発表した。

取得先はインダストリアル・インカム・トラストで、取得した物流施設のポートフォリオは200物件程度で構成されるとみられる。初年度の営業純利益利回り(キャップレート)は5.6%、GLPがアセット・マネジャーを務める。

取得物件の97%は既存の同社運営施設が立地するエリアと重複することから、同社は「2つのポートフォリオの運営能力の向上とグローバルなカスタマーリレーションシップの強化により、大きなシナジー効果が期待される」としている。

この取引により、同社が米国で運営する物流施設ポートフォリオの総延床面積は50%増の1610万平方メートル(488万坪)まで拡大し、米国市場への参入からわずか1年でシェア2番手の物流施設の所有・運営者となる。

今回の物件取得に関連し、同社は中国人寿保険などグローバルな機関投資家3社とファンド「GLP US・インカム・パートナーズII」を設立することにしており、2016年4月までにはさらに参画する投資家数を加えることで、自社のポートフォリオ持ち分を10%以下に引き下げていく。