リコー、ラベルシステムでエコプロダクツ優秀賞

認証・表彰リコーは10日、同社の環境配慮型リライタブルラベリングシステム「リコーリライタブルレーザーシステム」が、第12回エコプロダクツ大賞の推進協議会会長賞（優秀賞）を受賞した、と発表した。同社がエコプロダクツ大賞を受賞したのは初めて。

受賞したシステムは、半導体レーザー光を専用のリライタブルメディア（ラベル）に照射し、非接触でメディアの表示内容を繰り返し書換えできる世界初のラベリングシステムで、独自のレーザーマーカーとレーザー消去機、レーザー専用メディアによって、1000回の表示書換えに耐えるため、通い箱などにラベルを貼ったまま、繰り返し書換えや追記する、といったラベル運用が可能になる。

このシステムを採用することで、従来の紙ラベル（粘着材付き感熱ラベル）運用に比べ、人手によるラベルの貼り替え作業が不要になるほか、ラベルゴミの発生やラベルの糊残り洗浄作業がなくなるという効果も見込める。

今回の受賞は、ラベルの廃棄物が削減され、ラベル剥がしに対する高圧洗浄工程・洗浄後の通い箱の乾燥工程が不要となり、紙資源・水使用量・CO2排出量の大幅削減が期待できること、物流用途の屋外運用でも5年相当の耐光性を持ち、箱洗浄機を通しても繰り返し使用が可能なこと――が評価された。