三菱ふそう、ベトナム市場に中･大型トラック投入

荷主三菱ふそうトラック・バスは11日、ダイムラー・トラック・アジアとして協業するダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社のオラガダム工場で生産した中・大型トラックを年内にベトナムで販売する、と発表した。

同社は中型トラック「FJ」と大型トラック「FZ」を、ベトナム・ホーチミン市で10月末に開催された「ベトナムモーターショー2015」で披露。これらに加え、主力小型トラック「キャンター」や小型バス「ローザ」も展示した。

新たに披露した車両はオラガダム工場で生産され、2013年に世界各国に向け販売を開始。特に耐久性と燃費性能が各国で高評価を得ており、14年には同社の最大市場となっているインドネシアに投入した。その後も、アフリカやほかのアジア諸国へと導入を拡大している。

ベトナムでは、FUSOブランドの認知度を高めるため、メルセデス・ベンツ・ベトナム社が同国各地でロードショーを実施。カスタマーサービスを強化するためサービス拠点を、年初時点の11か所から年末までに19か所に拡大することになっている。