サンディスク、耐久性高い産業用SDカード発売

サービス・商品サンディスク（東京都港区）は12日、産業用NANDフラッシュストレージソリューションシリーズの提供を開始した、と発表した。

工場用アプリケーションや産業用コンピューティング、公共サービス、医療機器、監視カメラシステム、デジタルサイネージ、ロボット、POSソリューション、大型印刷、エネルギー管理など、厳しい温度環境下で優れたパフォーマンスと信頼性を実現する高い耐久性を備えている。

同社が提供する、高い耐久性を備えた産業用NANDフラッシュストレージソリューションは、成長を続ける「インダストリアルIoT」（産業分野でのIoT）市場に適したストレージとして設計された。

同社のサンディスクのインダストリアル&コネクテッドホームソリューション担当シニアディレクター、オデッド・サギー氏は「極端な温度環境下や、長期間にわたる大量のリアルタイム処理やデータの整合性が必要となる厳しい環境下でも、優れた信頼性とパフォーマンスを長期的に提供する」と話す。

産業用NANDフラッシュストレージは、SDカード、マイクロSDカード、iNAND組み込みフラッシュドライブ（EFD）の3形態で提供。最大64GBの容量となる。ソリューションに含まれる「インダストリアルXTストレージソリューション」は、氷点下40度から85度までの広い温度環境で動作するよう設計されているため、高温の工場のアプリケーション、過酷な気候での公共サービスの運用などで利用できる。