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中露、モスクワと営口港群に共同物流拠点を検討

2015年11月16日 (月)

国際ロシア鉄道のオレグ・ベロゼロフ社長と中国遼寧省の李希省長はこのほどトップ会談を行い、モスクワと営口港群(同省)で相互に共同オペレーションプラットフォームとして物流センターを開設する見通しについて検討した。

ロシア鉄道のオレグ氏は、露中間の貿易が現在の870億ドル(10.6兆円)から2020年には2000億ドル(24.5兆円)に拡大するとの見通しに着目。これらは輸送やロジスティクスの整備にかかっているとの考えから「輸送は両国間の相互協力の主な方向性の一つだ」と述べた。

これに対し、李氏は中国とロシアが輸送やロジスティクス分野で協力するのは、ユーラシア経済連合や北東中国・極東地域からロシアを経由して欧州と結ぶシルクロード経済ベルトを整備するのと同様、遼寧省、特に中国北東部の産業の復活にとって重要だ、との考えを強調した。