オンキヨー、台湾ザイラックスと資本業務提携

荷主オンキヨーは16日、台湾のザイラックスアコースティックコーポレーションが実施する第三者割当増資を引き受けるとともに、子会社オンキヨー&パイオニア傘下のオンキヨー・アジア・エレクトロニクス社の株式15.24％をザイラックスに譲渡する資本・業務提携を行うと発表した。

オンキヨーとザイラックスは2月、マレーシアでオンキヨーグループのAV機器を生産しているオンキヨー・アジア・エレクトロニクス拠点であるOAEとザイラックスが資本・業務提携を行う基本合意書に調印していた。

これにより、両社は生産体制の強化を図り、コスト競争力の向上に向けた戦略的な取り組みを進めていく。また、両社で新規顧客の開拓や新規製品の生産を目指し、ザイラックスとオンキヨー・アジア・エレクトロニクスの生産拡大による稼働率の向上、生産品目の拡大につなげる。

具体的には、（1）車載用スピーカーやマイクロスピーカーなどの共同開発（2）新規技術やソフトウエアの共有（3）オンキヨー・アジア・エレクトロニクスの生産、利益拡大への取り組み（4）ザイラックスへのオンキヨーOEM事業の拡大（5）OEM事業での新規顧客獲得のための協業（6）部品調達などでの戦略的な協業による生産コストの低減（7）ザイラックスの中国以外への生産拠点拡大に向けた協業――の7分野で提携業務を展開する。