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太陽化学、阪大発ベンチャーと添加物工場設立

2015年11月17日 (火)

フード太陽化学(三重県四日市市)は17日、大阪大学発ベンチャーのマイクロ波化学(大阪府吹田市)と共同で食品添加物を製造する合弁会社、ティエムティを設立したと発表した。

四日市市にショ糖エステルを中心とした界面活性剤の製造工場を12月に着工。16年中には商業運転を開始する。生産能力は年産1000トンとする計画。

ショ糖エステルは海外を中心に市場が成長している製品で、合弁会社の工場で製造する製品はハラル対応し、数年以内に東南アジアへ食品用乳化剤の生産を展開していく。

マイクロ波化学が開発したマイクロ波エマルジョン法を用い、これまで技術的な参入障壁の高さから困難だったショ糖エステル市場へ新規参入する。従来品よりも高品質高純度な製品を製造しながら、反応部の消費エネルギーは半分に抑えられるようにした。

太陽化学は、ショ糖エステルの生産体制を強化することで、飲料関連製品の拡充を図る。