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大林組、東京機械工場に災害時物流拠点機能

2015年11月19日 (木)

ロジスティクス大林組は19日、東京機械工場(埼玉県川越市)に災害時の復旧活動拠点としての機能を整備したと発表した。免震構造を採用した事務所棟は、1階に倉庫や医務室、2階に非常用通信設備を備える。

大林組、東京機械工場に災害時物流拠点機能

同工場に災害時BCP(事業継続計画)対応機能を強化した事務所棟と整備棟が完成したもので、災害などで交通や通信などのインフラが途絶え、エネルギー供給が停止しても、7日間は自立稼働が可能で、災害時には支援・復旧用資機材の調達や物流の中心的な役割を担う。

大林組、東京機械工場に災害時物流拠点機能工場は1963年、東京・南砂で東京工作所としてスタートし、68年に埼玉・川越に移転。品質・生産性を向上させる技術開発や実証実験、建設用機材の安定供給、建設現場への施工支援などを行い、9月に機械工場としての機能を拡充するとともに、新たなBCP対応設備を加えた。

事務所棟には、災害時に大林組震災対策本部と連携を取るための非常用通信設備、緊急車両用の燃料備蓄タンク、非常用発電機などを設置。BCP対応スタッフ15人分(7日間×3食)、帰宅困難者用50人分(3日間×3食)の食糧、飲料水なども保管している。

大林組、東京機械工場に災害時物流拠点機能整備棟には、被災地への物流機能を確保するための耐震型天井クレーンを整備。可搬式発電機により、電力停止時の照明とクレーンの稼働を可能にする。