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日立造船、台湾船社発注コンテナ船10隻分のエンジン受注

2015年11月26日 (木)

荷主日立造船は25日、台湾の造船会社CSBC向け舶用電子制御ディーゼルエンジンを10台受注したと発表した。

CSBCが台湾船社のエバーグリーンから2800TEUコンテナ船を10隻受注し、日立造船が主機関の舶用電子制御ディーゼルエンジンの製造を請け負う。エンジンは有明工場で製造する。

コンテナ船用主機関の案件では、複数台の舶用エンジンを短納期で納入することが求められるケースが多く、有明工場では10台を連続的に製造する案件に対応できる生産体制を整えている。

舶用ディーゼルエンジン分野では、2016年1月以降に建造される船を対象に、ECA海域でNOx排出量を第1次規制値から80%の削減を求める第3次規制が適用される。同社は業界に先駆けてこの規制をクリアする舶用SCRシステムを開発し、2014年度から営業を展開している。

また、今後の環境規制への対応や大型のコンテナ船が就航することを見越し、有明工場で液化天然ガス(LNG)を燃料とする舶用ガスエンジン、大型舶用エンジン生産の設備投資も決定している。