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NEC、倉庫向け高天井用LED照明のラインアップ拡充

2015年11月26日 (木)

サービス・商品NEC、倉庫向け高天井用LED照明のラインアップ拡充NECライティング(東京都港区)は26日、「高天井用LED照明」シリーズのラインアップを拡充し、全9機種の販売を同日から段階的に開始すると発表した。初年度5万灯の販売を見込む。

LED照明の進化を背景にオフィスでの照明のLED化は進んだが、大型倉庫、工場、体育館などの施設向けは、大型水銀灯と置き換える、いわゆる高天井用LED照明が軽量化、大光量化などの課題を抱えていたことから、思うように普及していない。

しかし昨年末あたりから、手頃な価格で高性能な大光量高天井用LED照明器具が相次いで投入され、徐々に置き換えが進みつつあり、同社はこうした環境の変化を捉え、ラインナップを拡充して需要の取り込みを図る。

高天井用LEDは、工場、倉庫、大型店舗など8-10メートル以上の高天井に設置されるため、設置時の工数が少なく、メンテナンスしやすい小型・軽量の製品が求められており、同社は角形クラス3000タイプで、体積比47%ダウンの小型化、質量比15%ダウンの軽量化を実現した。

消費電力は従来の水銀灯の4分の1で、これまでの高天井用LEDではほとんど見られなかった、色再現性の高い演色性「Ra85」を実現。対象物の色味が重要な店舗、倉庫などで、従来のメタルハライドランプからの交換にも違和感なく使用できるよう配慮した。

トラックヤードなどの軒先に雨が吹きこむ場所や、工場・倉庫のように粉塵が発生する場所などでの使用を想定。耐候塗装(耐塩害)を施し、塩害が懸念される海岸付近の施設でも使用できるようにした。

発売するのは角形クラス3000タイプ2機種、角形クラス1700タイプ1機種、丸形クラス1400タイプ4機種、防雨型耐塩害丸形クラス1500タイプ1機種、防雨型耐塩害丸形クラス1100タイプ1機種――の9機種。