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明治、旭川工場でアルカリ性洗剤6000L流出

2015年11月27日 (金)

事件・事故明治は26日、旭川工場(北海道旭川市)で牛乳貯蔵タンクの洗浄に使用するアルカリ性洗剤(苛性ソーダ)が配管から漏れ、石狩川に流出したと発表した。

発表時点で石狩川で水質への影響は確認されていないが同社は今後も流出状況を報告するとしている。

同工場では、濃度1.2%のアルカリ性洗剤を牛乳貯蔵タンクの洗浄目的で使用しているが、牛乳貯蔵タンクの自動洗浄中に配管の継ぎ目が緩み、アルカリ性洗剤が漏れ、雨水経路へ流出。その後、雨水経路から、石狩川へ流出したという。

推定流出量は6000リットルで、旭川市が簡易水質検査を行った結果、pH7.6で中性を示しており、水道水の基準内にある。また、下流にある伊納水質自動監視装置でもpH7.3-7.5で測定されている。

26日9時頃に同社従業員が設備の自動洗浄工程が進まないため点検をしたところ、アルカリ性洗剤が配管から漏れていることを発見。その後、公共雨水路への放出口を遮断し、旭川市水道局に報告。

洗浄作業は朝5時半頃から行われていたため、同社は「5時半頃から9時頃までの使用量6000リットルのアルカリ性洗剤が石狩川に流出した」とみている。