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JXと東燃ゼネラル、17年4月の経営統合で基本合意

2015年12月3日 (木)

M&AJXホールディングスと東燃ゼネラル石油は3日、両社グループが2017年4月をメドに経営統合を目指すことで基本合意したと発表した。両社は今後「相互信頼と対等の精神」で統合に向けた詳細検討と協議を進め、16年8月の最終契約締結を目指す。

最終契約までに、統合エネルギー事業会社のサプライチェーンを構成する精製・製造、需給、物流、販売部門で全体最適を目指すため、需給部門が調整機能を発揮して「全体最適を確立するための部門横断的な組織体制」を整備するなど、統合に向けた基本方針を詰める。

経営統合後5年以内に、連結ベースで1年度あたり1000億円以上の収益改善効果を目標に掲げ、統合効果を創出する方策を検討するが、「可能な限り早期に収益改善効果を達成する」ため、製油所、油槽所などの統廃合、川崎地区の製造拠点の一体運営、組織の統廃合、効率化、精製・製造、需給、物流、販売の最適化の実行――について検討し、詳細な計画を策定する。

統合方法については、JXHD傘下のJX日鉱日石エネルギーを吸収合併存続会社とし、JXHDの普通株式を対価とする、いわゆる三角合併を基本として協議を進める。

両社グループが現エネルギー事業で使用しているブランドは、経営統合後も継続して使用し、併せて「将来の統合エネルギー事業にとって最適なブランド政策」についても今後協議していく。