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三井倉庫インターナショナル、欧米で拠点整備加速

2015年12月3日 (木)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスは3日、傘下の三井倉庫インターナショナルがハンガリーとメキシコに拠点を開設するとともに、米州統括会社を設立したと発表した。

同社グループでは、世界を北東アジア、東南アジア、中国、欧州、米州の5エリアと捉え、地域と産業を機軸としたマトリックスによる事業戦略を進めており、その一環として新拠点を設立するもの。

三井倉庫インターナショナルの欧州事業は、欧州地域統括会社の「三井倉庫ヨーロッパ」(チェコ)の下に「PST CLC」(同)や「プライムカーゴ」(デンマーク)を配して中東欧・北欧で事業拡大を進めており、この取組をさらに強化するため、ハンガリーに新拠点を設けた。

米州では現地法人「三井倉庫USA」がロサンゼルスなど5拠点を展開し、同社を中心に事業を進めてきたが、さらに業容を拡大するため、中南米を含む米州全地域を統括する新会社をメキシコに新設した。

ここ数年はアジア太平洋地域、特にタイ、インドネシア、中国、韓国へ集中的に投資してきたが、欧米市場で拠点網を拡充することにより、顧客のグローバルサプライチェーンニーズを捉える。