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ワンダーコーポレーション、新星堂を来年2月に合併

2015年12月3日 (木)

M&Aワンダーコーポレーションは3日、音楽・映像ソフト販売事業を展開する新星堂と2016年2月23日に合併すると発表した。

両社は2012年12月に資本業務提携を結び、ワンダーコーポは新星堂の株式51%を保有する筆頭株主として、共同商品調達・共同商品開発、物流・ITシステムの連携などに取り組んできた。

しかし、その後も「費用削減が売上の減少に追いつかず、依然として苦しい状況が続いている」ことから、合併することでより抜本的・横断的な改革を行う必要があると判断。

9月頃にワンダーコーポが新星堂に合併による統合協議を申し入れ、検討を開始。協議を重ねた結果、合併して一体運営による事業推進力の強化、経営の合理化を通じ、相乗効果の最大化を図ることにした。

今後は間接業務の集約、重複組織の解消、商品開発・マーケティング・本社機能に関する人材の有効活用などに取り組む。また、合併後も「新星堂」の屋号は継続使用する方針で、新星堂の既存店舗も合併を理由とした閉鎖は予定していないという。

新星堂は2013年2月期から直近の15年2月期まで、売上高が235億9000万円→171億6700万円→166億2800万円と縮小しており、最終損益も15年2月期に9600万円の赤字に転じていた。