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損保ジャパン、船舶事故防止支援サービスを全国展開

2015年12月8日 (火)

環境・CSR損害保険ジャパン日本興亜は7日、船舶の事故防止・軽減のためのコンサルティングサービス「船舶ロスプリサービス」で11月から全国展開を開始した、と発表した。

損保ジャパン日本興亜の保険金支払実績で、1事故あたりの損害額は増加傾向にあり、2009年から13年までの5年間の平均は、前5年間を27%上回っていることから、同社は14年4月に東京・四国で船舶ロスプリサービスの提供を開始。契約者から好評だったため、全国に展開することとした。

船舶ロスプリサービスは、(1)訪問セミナー、研修用DVDの提供(2)船舶エンジン診断、エンジンに関する安全教育(3)乗組員に対する安全教育、乗船診断による事故防止提案(4)船舶運航支援システムの導入支援で構成。

顧客を訪問し、船舶事故が発生した際の初動対応を中心としたセミナーを実施するほか、エンジンコンサルタントが船舶エンジンの状態を診断し、1週間以内に診断結果の作成・改善提案を行い、メンテナンスなどに関する個別質問に回答する。

また、乗組員向けの安全運航講習を実施し、船内にカメラを設置することで、映像から乗組員の勤務態度を分析。さらに、GPSで察知した船舶の位置情報を自動記録し、航海日誌に活用できる船舶運航支援システムの導入を支援する。