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横浜冷凍、圏央道の低温物流網強化へ冷蔵倉庫新設

2015年12月9日 (水)
(出所:横浜冷凍)

(出所:横浜冷凍)

拠点・施設横浜冷凍は8日、埼玉県幸手市の幸手中央地区産業団地内に「幸手物流センター」を新設すると発表した。同社は圏央道沿線で、加須、加須第二、鶴ヶ島、伊勢原物流センターを稼働しており、同センターを併せて5つの施設で、低温物流網を強化する。

センターの冷凍設備には、温度や湿度の変化が少なく、貨物の品質維持に適した自然対流のリターンダクト(RD)冷却方式を導入。プラットホーム内を陽圧化するとともに排熱を利用して除湿を行う「ハイブリッドデシカント陽圧システム」のほか、小口の荷物などにすばやく対応が可能な「電動式移動ラック」を採用した。環境へは、冷媒に自然冷媒のアンモニアとCO2を使用、施設屋上に615キロワットの太陽光発電システムを設置するなどで配慮する。

この産業団地は、幸手市が今年度末の造成完了に向けて、埼玉県と共同で整備を進めている。圏央道幸手ICに隣接し、首都圏広域配送に適した立地となっている。

■幸手物流センターの概要
名称:幸手物流センター(仮称)
所在地:埼玉県幸手市大字神扇、平須賀・神明内幸手中央築産業団地
構造:鉄筋コンクリート造3階建
延床面積:1万8500平方メートル
敷地面積:1万2500平方メートル
冷蔵収容能力:2万800トン
F級:1万7700トン
C&F級:2500トン
C級:600トン
着工:2016年4月
竣工:2017年