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三菱ふそうが延べ10万台以上のリコール

2015年12月10日 (木)

行政・団体三菱ふそうトラック・バスは10日、小型トラック「ふそうキャンター」と小型バス「ローザ」7万6620台を対象としたリコールを実施すると発表した。

戻り側燃料ホースの材質が不適切なため、架装時、車両洗車時などに使われる化学物質の影響で、体積が膨張するものがあり、燃料ホースの接続部が外れて燃料が漏れ、最悪の場合は火災に至るおそれがあるという。

また、大型トラック「ふそうスーパーグレート」などでも、エンジンオイルの交換時期の設定が不適切だったとして、4万314台のリコールを国土交通省に届け出た。

使用条件が厳しい場合、設定期間より早くエンジンオイルが劣化することがあるが、そのままの状態で使用を続けると、燃焼で発生する煤やオイル中の劣化物が堆積して目詰まりを起こし、クランクケースの内圧が上昇、エンジンオイルが吸気系に流入して、最悪のケースでは意図せずエンジン回転が上昇し、エンジンが破損するおそれがある。

さらに、このうち1万6715台では、オイルポンプの製造のばらつきが原因で、ポンプのギヤシャフトが傾くことがある。ギヤの歯面が摩耗して破損し、エンジンへの供給油圧が低下。最悪の場合、エンジンが焼き付き路上故障や火災に至る可能性があるという。