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日立と三井物産、インド貨物鉄道向け設備を受注

2015年12月11日 (金)
日立と三井物産、インド貨物鉄道向け設備を受注

(出所:三井物産)

国際三井物産と日立製作所は10日、日立のインド統括会社「日立インド」を合わせた3社が現地の鉄道車両製造・エンジニアリング企業とコンソーシアムを組み、同国鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社「DFCCIL」から貨物専用鉄道向け信号・通信設備工事2件を180億ルピー(280億円)で受注した、と発表した。同国の日本製信号設備としては過去最大の受注規模。

デリー-ムンバイ間貨物専用鉄道計画のうち、ハリヤナ州レワリからグジャラート州ヴァドダラまでの区間915キロの信号・通信設備、施工を受注したほか、三井物産、日立製作所、日立インドの3社コンソーシアムで、レワリからマハラシュトラ州JNPT(ムンバイ)までの区間1337キロの自動列車制御システム、施工を61億ルピー(110億円)で受注した。

このプロジェクトは、急激な経済成長に伴うインド国内貨物輸送の需要を満たす目的で進められているもので、「黄金の四角形」と呼ばれるデリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタの4大都市を結ぶ貨物専用鉄道(DFC)プロジェクトの西回廊(デリー-ムンバイ)部分にあたる。

日立がコンソーシアムリーダーとなって主要機器の製造を担当、三井物産がDFCCILや日印関係機関との全体的な調整を行う。また、日立インドが現地製品の調達、供給を担い、同国で安全・近代的な物流インフラシステムの実現に寄与する。