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アスクル、福岡の新物流拠点が本格稼働

2015年12月11日 (金)

拠点・施設アスクルは11日、稼動中の物流施設「アスクル福岡センター」(福岡県粕屋町)の移転先として、今月30日から「アスクルロジパーク福岡」(福岡市東区)を本格的に稼動する、と発表した。2016年2月に福岡センターからの移管を完了する。

外観

外観

アスクル、福岡の新物流拠点が本格稼働アスクルロジパーク福岡は、受注から出荷まで最短20分というアスクルのスピード配送を支える、九州・沖縄エリアの基幹物流拠点として運用する。同社は全国で7か所の物流センターを運営しており、これらの基幹センターを通じて当日・翌日配達のスピード配送を展開する。

新施設は、同社が福岡市から取得した福岡市東区(福岡アイランドシティ)の用地に建設した、地上4階建ての物流センター。稼動中の福岡センターは00年9月に開設したが、事業成長とともに拡張が続き、県内に分散した複数の物流拠点の機能集約・統合が課題となっていた。

アスクルロジパーク福岡は、コンベヤを中心としたマテハン設備にアスクルのノウハウを随所に施した、出荷型の最新物流センターとして、延床面積は5万4842平方メートル(1万5984坪)と福岡センターの2倍の広さとなる。

設備効率を最大限に生かすため、2フロアに跨る高さ14メートルのメーカー最大級のケース自動倉庫による在庫移動(補充)の自動化、自動梱包機「I-pack」の導入による梱包工程の効率化など、自動化、省人化、省資源化をテーマに自社設計した。

▲食堂

▲食堂

同社としては初めて物流施設内に本格的な調理設備を設置し、スタッフへの昼食の無償提供を開始する。食堂運営は、福岡県で数多くの運営実績をもつ中村学園事業部に委託する。一汁三菜を基本としたバランスの良い温かい食事を提供し、施設で働くスタッフの健康に配慮した環境づくりを目指す。

▲食堂

▲食堂

博多港、福岡空港、博多駅、福岡インター、JR貨物など、陸海空の交通連結点が半径10キロ以内に集積しており、物流施設に適したロケーションで、法人向け事業だけでなく、今後のビジネス拡大を視野に機能拡張に余地を残している。

■施設の概要
名称:ASKUL Logi PARK福岡
所在地:福岡市東区みなと香椎2-25-12
敷地面積:2万4905平方メートル(7533坪)
延床面積:5万4842平方メートル(1万5984坪)
建物階数:地上4階建て
主な付帯設備:従業員向け食堂、太陽光発電設備、倉庫内照明のLED化
総投資概算額:100億円(土地、建物、マテハン総計・交付金含まず)
交付金:14億円(土地・建物・設備の合計)