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熊谷産業、ミシュランのワイドシングルタイヤ導入

2015年12月14日 (月)

調査・データ日本ミシュランタイヤは11日、トラック・バス用ワイドシングルタイヤ「ミシュランエックスワン」が、熊谷産業(岐阜県土岐市)が導入した平ボディーの新車装着タイヤとして採用されたと発表した。

熊谷産業、ミシュランのワイドシングルタイヤ導入

ミシュランエックスワンは、トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするコンセプトで、1車軸当たり100キロの軽量化を達成したワイドシングルタイヤで、駆動軸にも使用できることから注目を集めている。

熊谷産業は、中京地区を中心に窯業原料や建築土木資材などを輸送しているが、多様な積荷形状に対応するために平ボディー車両を導入する際、最大積載量向上による輸送効率化に注目し、後輪2軸に「ミシュランエックスワンXDN2」を採用した。タイヤサイズは455/55R22.5(164L)。

原材料輸送の場合、1車両当たりの積載量が大きいほど原材料の輸送コストを抑えることができ、車両の最大積載量が増すことで輸送効率が向上するほか、予備車両や待機乗務員の抑制といった効果を見込む。

熊谷産業の従来仕様の車両では最大積載量が1万4400キロだったが、顧客からの要望や経営効率化の観点から、新規導入車両では1万5000キロの最大積載量を確保することが課題となっていた。

熊谷産業、ミシュランのワイドシングルタイヤ導入同社の熊谷洋美社長は「輸送品質を落とさず車両を軽量化することが必要となるが、同業者で積載量の最大化を目的としたミシュランエックスワンの装着事例があったことから、初めにミシュランの担当者から説明を受けた。その際、従来車両に比べ一台当たり200キロの積載量向上が可能との提案を受け、今回の導入に至った。車両本体と架装部品などの軽量化も含めて、最終的に最大積載量を1万5200キロ確保することができた」と導入の狙いと効果を説明している。