ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

キヤノンS&S、修理ユニットをリユースし費用・時間短縮

2015年12月15日 (火)

ロジスティクスキヤノンマーケティングジャパン傘下のキヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は、複合機やプリンターなどの修理拠点で使用済み部品をリユースして組み立てた「修理ユニット」を利用する取り組みで、7750万円のコストダウンと修理作業時間の大幅な短縮を実現した。使用済み部品の廃棄量を削減することで、年間50トンのCO2の削減効果も確認した。

▲リユース作業の様子

リユース作業の様子

キヤノンS&Sテクニカルリペアセンター(TRC)寝屋川事業所では、顧客先で交換した複合機やプリンターの使用済みの部品を手作業で修理し、新品同等の品質に仕立て直す取り組みを実施。

カスタマーエンジニア(CE)は、その部品を複数組み立てた「修理ユニット」を複合機やプリンターなどの修理に利用し、使用済み部品の廃棄量削減と、修理時間の短縮化によるサービス品質の向上に取り組んでいる。年を追うごとに取り組みを拡大し、2015年には提供数が1万3000台を超え、事業を開始した13年の2倍以上になった。

同社のあるカスタマーエンジニア社員は「今までは、顧客先で部品を一つ一つ交換することで、修理時間が長くなり、ご迷惑をお掛けすることがよくあった。この修理ユニットを使うことで、作業時間を大幅に短縮し、サービス品質を向上させることができたと感じている。また、これまでは、交換した使用済み部品を廃棄していたが、廃棄の必要もなくなり、環境負荷軽減を実感することで、私自身の環境への意識も向上した」と話している。