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日通、越ハイフォン市の新倉庫完成、重機物流に強み

2016年1月4日 (月)

ロジスティクス日通、越ハイフォン市の新倉庫完成、重機物流に強み日本通運のベトナム法人、ベトナム日通エンジニアリングはこのほど、同国のディンブー工業団地に新倉庫を建設し、昨年12月8日竣工した。

ベトナム日通エンジニアリングは新倉庫の竣工とともに本社を移転し、クレーンなどの重機建設用機材の専用保管用施設「エンジニアリングセンター」として活用するほか、ベトナム日通が「ハイフォンロジスティクスセンター」として運用する。

これにより、日通グループのベトナム国内拠点は11都市、31拠点、倉庫面積も6万9648平方メートルに拡大した。

同国北部のハイフォン市やその近郊には多くの工業団地があり、日系を含む多くの外資系製造業が進出している。なかでもディンブー工業団地は最大の面積で、ハイフォン港に面しており、2018年に高水深のラックフェン港が開港すると、同港から10分の近さとなる。12月5日には、ハノイとハイフォンを結ぶ高速道路が開通した。

ベトナム日通エンジニアリングでは、ハイフォン市の物流拠点としての優位性を背景に新拠点を建設し、本社、エンジニアリングセンターとして利用しながら、ベトナム日通も同拠点を活用することで、重量品輸送、プラント建設といった重機建設業務から調達物流、製品物流のロジスティクス業務までベトナム北部で物流サービスの強化を図る。

具体的には、主にハイフォン、ハノイ周辺の工業団地から出荷される加工製品の海外向け輸出ハブ、部品調達のためのバイヤーズ混載、非居住者在庫管理をはじめ、今後の内需拡大を見込み、定温・低湿設備を活用してベトナム国内の店舗向け配送などの業務を行う。

■新倉庫の概要
名称:ベトナム日通エンジニアリング新本社、ベトナム日通ハイフォンロジスティクスセンター
所在地:ハイフォン市ディンブー工業団地
敷地面積:5万5300平方メートル
構造:倉庫鉄骨造・平屋建て、事務所は鉄筋コンクリート造・三階建て
延床面積:倉庫1万6249平方メートル、トラックターミナル7000平方メートル
主要設備:保税倉庫、コンテナフレートステーション、一般倉庫、定温・低湿空調、エアカーテン付きコンテナドック(14基)