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DHL、シンガポールに「革新的ソリューション」開発拠点

2016年1月5日 (火)

国際DHL、シンガポールに「革新的ソリューション」開発拠点DHLは5日、「革新的なソリューションを開発する拠点」として昨年12月に、シンガポールで「アジアパシフィック・イノベーションセンター」(APIC)を開設したと発表した。

数百万ドルを投じて設立した同拠点は、DHLがドイツ以外で初めて開設したイノベーションセンターで、「革新的なロジスティクスサービスに特化した施設としてはアジア太平洋地域初」(DHL)だという。

1億400万ユーロ(134億5300万円)を投じてシンガポールのタンピネス・ロジスパークに建設した「DHLサプライチェーン・アドバンスト・リージョナルセンター」(ARC)の建物内に設けた。

APICは、シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受けて開設したもので、倉庫内の組み立て業務やピッキングに使用されるAR(拡張現実)スマートグラス、医薬品など緊急性の高い製品の配送に使われるドローン、機械間通信(M2M)センサーを活用して車両の稼働率を30%向上させるメンテナンス・オン・デマンド(MoDe)車両、輸送の高速化、効率化を実現する自動運転車――など、「ロジスティクス業務のあり方を大きく変える未来のテクノロジー」を展示する。

また、アジアでのロジスティクスや経済活動の動向に焦点を当て、「DHLトレンドリサーチ」チームによる市場調査や未来予測を進めていく。