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郵船ロジ、国際物流の電子化ソリューションを開発

2016年1月6日 (水)

サービス・商品郵船ロジスティクスとサトーは6日、国際物流の発注情報、生産・出荷情報、輸送情報を統合管理するITソリューションを共同で構築し、サービス提供を開始したと発表した。

郵船ロジスティクスの物流情報可視化システム「NEXT」と、サトーの出荷検品システム「大車輪SaaS」を組み合わせ、顧客の発注情報や海外工場・倉庫で行う生産・梱包・出荷情報、国際輸送情報をシステム連携し、バーコードやハンディスキャナーを用いて手作業による書類作成やデータ入力作業を削減する。

国際物流で貨物と書類に不整合が発生した場合、訂正作業が煩雑になり、貨物の明細を目視でチェックする際も荷受け作業の労力が大きくなることから、両社が構築したソリューションでは、出荷側の情報精度を高めて訂正業務を未然に防止するとともに、システムで連携したデータの有効活用により、荷受け側の作業効率が大幅に高まる。

提供形態がクラウド型となっているため、海外の生産・梱包状況、輸送の進捗状況がインターネットで照会でき、工場や輸送業者へ問い合わせる必要なくなるほか、初期投資の抑制にもつながる。

大手スポーツ用品メーカーが同ソリューションを導入した事例では、輸入管理に伴うコストを半減する効果があったという。発注管理システムや倉庫管理システムを連携させることで、サプライチェーン全体の情報管理を効率化した。