アルプス電気、新たな製品追跡体制を構築

サービス・商品ダッソー・システムズは7日、アルプス電気がグローバル製造オペレーションでより高精度な製品追跡管理を実現するため、ダッソー・システムズの「デルミア・アプリソ・グローバル・トレーサビリティ」を採用したと発表した。

自動車業界では、完成車のプラットフォーム化に伴う車載コンポーネントの共通化で、世界規模でリコール管理を行えるようにするため、従来の範囲を超えた規模のトレースシステムの構築が急務となっていることから導入を決めた。

デルミア・アプリソ・グローバル・トレーサビリティは、社内だけでなく、生産活動にかかわる取引先企業から最終納品先の顧客までを包含したグローバル・サプライチェーン・ネットワークを広範囲に網羅し、イベント情報を追跡する。

アプリソMOMソリューション以外のシステムからも必要な情報を収集できるよう設計されており、ビッグデータを洞察するリアルタイムな分析機能を備えるため、「インダストリアルIoTを活用したスマートファクトリー」としての基盤として活用できる。

最終的には、グローバルトレース情報と製造関連情報を有効活用し、全体の品質コストを削減しながら、製品ライフサイクルの短縮に対応する新製品投入（NPI）の立上げ段階の品質を標準化しつつ、世界規模で製造オペレーションの効率化を図る。

アルプス電気は今後、段階的にすべてのグローバル拠点へ導入する計画。