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ヤマト、輸入通販向け海外仕出人コードの取得支援

2016年1月12日 (火)

ロジスティクスヤマトホールディングスは12日、傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパンが輸入通関を行う海外の通販事業者向けに、海外仕出人コードの代理申請を行うサービスを4日から本格展開した、と発表した。

海外の通販事業者が海外仕出人コードを取得することで、日本に輸入する商品の通関をスムーズに行えるようになる。

環太平洋経済連携協定(TPP)で「通関迅速化」が大筋合意で掲げられる中、日本でも通関手続きに関する制度改革が加速しており、その一つとして、2014年3月には海外仕出人コードの代理申請が可能になった。

しかし、海外から日本へ通販の商品を送る際に利用する小口通関分野では、制度施行後も日本語で申請が必要な点や、対象となる海外企業の制度に対する認知不足で、これまで代理申請が行われず、制度が十分活用されていない状況だった。

そこでAEO通関業者の認定を保有するヤマトグローバルロジスティクスジャパンでは、輸入通関を行う顧客に対し、海外仕出人コードの代理申請を無料で行うサービスをトライアルとして実施。

この結果、実際に取得した海外仕出人コードを輸入通関時に使用することで、即時許可(簡易審査)となる確率を未取得時より向上させることができたため、本格展開することにした。