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タイ4店舗のキャベツを日本国産へ切り替え

リンガーハット、CAコンテナ活用した輸送方法を導入

2016年1月14日 (木)

荷主リンガーハットは、新たな輸送方法を導入することで、タイの4店舗すべてで使用するキャベツを日本国産に切り替えた。

(出所:リンガーハット)

(出所:リンガーハット)

同社はタイで「リンガーハット」3店舗と「とんかつ浜勝」1店舗を展開しているが、鮮度の低下を抑制するCAコンテナによる輸送方法を導入することで、昨年12月28日からこれらの店舗で使用するキャベツを日本国産に変更した。

日本の国産キャベツをタイで使用する上で最大の課題は、輸送による鮮度の低下だったが、同社は鮮度低下を防ぐCAコンテナによる輸送方法を導入。

CAコンテナは、窒素ガス発生装置などを装備した特殊冷凍コンテナで、通常の冷却貯蔵による野菜の呼吸の抑制に加え、コンテナ内に窒素を送り込み、低酸素状態にすることで青果物の呼吸を抑え、輸送中の鮮度低下を防ぐ仕組みとなっている。

(出所:リンガーハット)

(出所:リンガーハット)

今後、キャベツ以外の野菜も段階的に日本産に変更していく方針で、同社は「日本の国産野菜の甘味やエキスがスープと絡まることで生まれる長崎ちゃんぽん麺・皿うどんの本来の美味しさを、タイでも楽しんでもらえるようになった」としている。