TLロジコム、CO2の計画的削減に着手

メディカルSBSグループのティーエルロジコムは28日、改正省エネ法の特定事業者認定を機に立案した物流関連施設の省エネルギーを推進する中長期計画に基づき、吉川支店（埼玉県吉川市）に省エネ機器を導入し、CO2の計画的な削減に着手したと発表した。

吉川支店は、倉庫などの延床面積が約1万平方メートルで、主に医薬品メーカー向け3PLサービスを行う、同社では中規模の物流拠点。

今回導入した省エネ設備は、エネルギー使用の大部分を占めている照明と空調に対するもので、支店内の蛍光灯約500本と水銀灯約150基を省電力型に切り替えた。空調機には電力消費量を管理・抑制する電力制御装置を導入した。

これにより、変更した照明・空調にかかる年間電力使用量は「従来より2割程度削減できる」見込みで、電気料金の削減効果も期待できる。

これまで同社は、物流施設の新設や改修時に太陽光発電やLED照明などを導入し、環境対策を進めてきたが、「改正省エネ法認定を機に、計画的に省エネルギー化を推進することで、物流施設からのCO2排出量の削減に、より一層取り組んでいく」としている。