ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

露核燃料輸送会社、日韓向けウラン製品配送で新航路

2016年1月18日 (月)

国際ロシア国営原発企業ロスアトム傘下のTENEX社は、2015年の輸出額が前年実績を5億ドル上回り、売上高が27億ドル(3165億円)になるとの見通しを発表した。

15年は14か国の顧客にウラン製品を65回出荷し、9か国で新た13社と19の新規契約を結んだ。

16年は沿海地方のボストーチヌイ港経由で、極東へウラン製品の定期輸送を開始、すでに6回の出荷を終えた。これらの出荷に先立ち、同社は昨年7月、ウスチ・ルガ港を経由してドイツとスウェーデンへの濃縮ウランの出荷テストを行っていた。

同社のリュドミラ・ザリムスカヤ社長は、「新しい極東輸送ルートは通過点の数だけでなく、日本と韓国へのウラン製品の配送時間を、従来の米国を通じての伝統的なルートの2-3カ月に対して3-4週間に短縮した」と話した。