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三菱商事、米ガスマーケティング会社を完全子会社化

2016年1月20日 (水)

M&A三菱商事は20日、全額出資子会社のMCグローバルガスを通じ、米国テキサス州のガスマーケティング会社「シーマ・エナジー」を完全子会社化すると発表した。

シーマ・エナジーは、米国ヒューストンを拠点に、ガス、原油のマーケティング事業を展開しており、三菱商事は同社を完全子会社化することで、自社が関与するLNGプロジェクト向け原料ガスの調達に関連した支援業務、輸送手配、数量調整業務、三菱商事が手配するパイプラインの輸送契約管理など、北米天然ガス事業のオペレーション業務の核を担う。

三菱商事は2008年にシーマ・エナジーの持分34%をシーマ・エナジー・ホールディングスから取得しており、今回、残る66%を取得して完全子会社とすることを決めた。

日本は現在、LNGの大部分を豪州、東南アジア、中東から輸入しているが、三菱商事は北米から安定的にLNGを輸出し、調達先、LNG価格指標の多様化を図る。