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JFEスチール、鋼材輸送の配船費用処理をシステム化

2016年1月21日 (木)

サービス・商品JFEスチールは21日、外航船による鋼材輸送の配船費用処理システム「輸出配船支援システム」を稼働させた、と発表した。顧客との間で配船費用処理を遅滞なく進められるようにするために構築したもので、配船費用処理業務にシステムを活用して処理を行うのは、国内の鉄鋼業界で初めて。

JFEスチール、鋼材輸送の配船費用処理をシステム化

外航船の鋼材輸送では、期間や数量などの条件をあらかじめ定めた上で船積みを行うが、実際には天候不順や荷揃え状況によって当初の条件通りにならないケースが多く発生する。

こうした場合、早出滞船料など配船費用を事後に精算することになるが、従来は書面で処理を行っていたため、社内外の関係者確認や進捗確認の負荷が大きく、グローバルマーケットへの対応の必要から輸出量が拡大する中で、処理の効率やスピードが課題となっていた。

同社が輸出配船支援システムを立ち上げたのは昨年12月で、クラウドサービスを活用し、商社や船会社などの関係者がリアルタイムに連携して費用処理を行うことで、処理にかかる期間を半減させる。処理遅延を防止するためのステータス管理機能を備えたことにより、進捗状況の把握が容易になったという。