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TIS、稼働データ分析で故障要因導くサービス

2016年1月25日 (月)

サービス・商品ITホールディングス傘下のTIS(東京都新宿区)は25日、産業機械から取得した稼動データを分析して故障の要因を導き出し、生産性向上につなげるIoTソリューション「メンテりてぃくす」の提供を開始すると発表した。

メンテりてぃくすは、グループ会社・クオリカの遠隔監視・予防保全システム「ケア・キューブ」などで産業機械から収集・蓄積した稼動データを、SAPのBIツールとデータマイニングツールで分析・解析するもの。

メンテりてぃくすで産業機械の稼動データを解析することで、「蓄積データから業務に影響を与える要因を特定する故障発生パターン導出」「生産品の不良原因分析」といった稼働データの予測分析が可能になる。

これにより、産業機械などの故障要因や製造ラインで生産される製品の不良原因などを予測・特定することができ、生産設備の歩留率の向上、メンテナンス工数の削減などにつながる。

TISでは、稼動データの「見える化」やデータをもとにした業務改善を行ったいというニーズを持つ組立製造業や生産設備メーカー、化学製造業、特殊車両メーカーなどを中心にメンテりてぃくすを展開し、2020年までに20億円のビジネス規模とすることを目指す。